撫で仏さま

元々は、水子地蔵として、悲心さまの足元にありました。30年の風雪に、金箔が剥げ、傷み烈しいところ、篤志の方が、我が子のごとく思い、修復していだだきました。よく見まると、頭の格好が実に撫でたくなるようなのです。

それで撫で仏様です。

東屋観閑八角堂にあって、可愛がられています。撫で仏さんの台座は、熊本地震で倒壊した国宝阿蘇大社再建の残材です。太い欅材で勿体無いようです。このように、色んなところの材料が集まり、これも観音様のご利益なのでしようか。