ふっと見ると

この時期でしょうか?

木の幹に聴診器を当てると、木が水を吸い上げる流れの音が聞こえると言います。

昨日までまだらな新葉が一斉に開きます。

ふっと山を見ると山の木々も新緑満ちています。

あの木もこの木も何処かで、そろそろかなと相談しているのでしょうか?

もう5年も経ったかな、先に逝った友が、毎晩のように来て、何時間も何時間も一緒にこの木を見上げていたことか。

何みていたのだろう。

新緑の葉一枚が、人だとすれば、葉は半年ほど幹に着いて、その後落ち葉となる。

葉は落ちていっても終わりではない。

幹の中に命は続いている。

先に逝った友も、その命は今もこの見上げた幹の中に宿るのでは。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。