ハガキの木

悲心観世音さまを背景に。 

白梅、紅梅、タラヨウ(貝葉、ハガキの木)椿。 

大寒なのに、何ということか毎日陽光が。 

陽光に誘われて、

紅梅白梅は着々と開花の準備。 

若気の至か、

住職になりたての頃、 

敷石通路脇に、

花も咲かない木が、 

あろうことか、伐採してしまいました。 

ところが逞しく、傍から芽が出て、

あれよあれよと大きく成長。 

これは珍しい『ハガキの木』と教えられました。 

葉に釘で字を書いてみると書けるでは。 

そしてインドなどでは、

経を写して経本に。 

何代か前の住職さんが植えられたものか? 

今は大事に木の成長を願っています。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。