同じ空

源氏物語は400字詰原稿用紙にして、2400枚位と。長編ですね。

紫式部は筆で書いても、誤字脱字などなかったのだろうか?

その作品は今も多くの人を魅了しているとは!

10月20日から22日にかけて越前市で第34回源氏物語アカデミーが開催されます。

ホテルに架けられる各講義の垂れ幕や紫きぶ御膳表など仕上がりました。

長さ350㌢の紙を前にして、アぁ引き受けなければよかった思いながら!

でも書いていると、お会いしたこと有りませんが、

各講師の方々の地道な学究に頭が下がる思いがしてきます。

紙は、文化センターから頂いた越前鳥の子ロール紙。

色合いも優しく、厚地で丈夫な和紙。

終わってみると、墨も筆も紙もよく、

一仕事終わったと、今日の空の様に晴れ晴れ。

紫式部さんもはるか昔、この越前の同じ空を拝んだろうなあ。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。