子供の頃の風景

今日は禅林寺の日。

機械化で知らぬ間に稲刈りが終わりつつあります。

子供の頃の風景はありません。

大勢出て、なんやかや声かけ合いながらの稲刈り、稲架(はさば)作り。

特に台風が来て稲が掛かったまま、倒れると、村中が、大慌て、雨風の中、右往左往騒動の如く、

大人が協力して片付けていました。

遠くで見ていたのは、田のない菴寺の子、子供の私。

今、転作田には白いそばの花が開花し始めています。

清楚な花です。

そばの花と共に托鉢です。

もう一週間もすれば、そばの脇に赤い彼岸花、曼珠沙華が列を作って咲き出すことでしょう。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。