見護るしかない切なさ 掲示板2024年3月

雨三月。

今月の掲示板。

新潟三条で大震災。

人口の少ない江戸時代でも、

相当の方が亡くなったり、

家が倒壊し被災されたと記録されています。

三条からそんなに遠くない良寛さんの住まう国上山、相当揺れたことでしょう。

良寛さんはこんな句を残しています。

うちつけに

死なば死なずて

ながらへて

かかる憂き目を

見るがわびしさ

良寛

勝手な意訳ですが。

地震で突然に死なんとしても

おかしくなかったのに 命長らえてしまった。

そして三条の悲惨な憂き目を

見聞きするのは

侘しい。

代わることができるなら代わってあげたい。

でもじっと見護るしかない切なさ。 

人は寂しいものです。  

この記事を書いた人

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。