おせがき施食会

鳥飛び、蝉鳴き、

境内は朝から賑やかです。

柘榴はようやく大きくなりつつも、水分不足か、もう一つ元気ありません。

 

明日はおせがき施食会。

三界萬霊宇宙中の精霊、いや生きとし生けるもの全てに香華を手向けます。

そして今年見送った方々、お一人おひとりに心を手向けさせてもらいます。

こうして施食会の準備を進めていると、

不思議です。

亡き人も今生きる人も、区別が無くなって来てしまいます。

拝む人も拝まれる人も 皆拝まれる人。

亡くなられた方は、もうおられるはずは無いのですが、

よく見るとすぐそばに、いつもおられるようです。

そして、私とともに語り合いながら準備をしているようです。

不思議ですね。

この記事を書いた人

アバター画像

諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。