




今日は10月5日禅宗の始祖、達磨忌。
今日は達磨ならぬ不動尊のお話。
境内にまた石仏さまが。
さる方、二代前の当主が眼病平癒祈願の為、
霊験新たかな霊場から石仏不動尊を拝受分祀。
三代にわたり何十年も毎年手厚く祈願供養を続けてきたと。
現在、預かる当主、
そろそろ然るべきところへと、相談あり。
当境内に仲間入り。
いいお顔、どれだけ多くの祈願を受けられたか。
これからどれだけ多くをお救いくださるか。
頭に孔雀冠りの希少な烏枢沙摩明王像。
一切の不浄を焼き尽くす。
女性の病気守護、子宝安産財宝の神と。
トイレの仏さま。
どこかほのぼの憤怒の赤不動。
これらは足羽山笏谷石の石工の作と。
石材掘り出しの重労働の中、
その手慰めとして、刻まれたものと。
足羽山辺りに点在されていたものを。
石掘り出しの跡石窟に石切不動として集め奉安。
物をして 語らしむ。
石材に刻まれる一刀一刀、何をかあらん。
私は何を学ぶか。
何を祈願するか。
依頼を受けて20年余、
今月も通う20キロ不動の道。