越前の禅文化

おはようございます。

県立歴史博物館。『越前の禅文化』大本山永平寺の文化財を中心として。

行って来ました。

山門や庫院などの伽藍を、

屋根裏の骨組みまで透かして見える化されたCG写真。

圧倒されました。

若き雲水の頃、1日と15日の羅漢拝。

初めて登った山門の印象が浮かび上がる。

細く急な階段、

大きな梁をくぐるようにして出た2階の羅漢堂。

幾分低めの天井。

硝子越しに居並ぶ五百羅漢の異様さと 不思議な親近感。

羅漢とは何か?なぜお拝なのか?

一切の説明もなく、ただお拝を繰り返す。

永平寺では何事にも説明が無かった。

戸惑う雲水にはかまわず。

説明は捕らわれを起こす。

ただ行じ続けると知らず行が身体から入る。

道元禅師の頂相『月見の像』

お釈迦さまや道元禅師。

よくこの世にお出まし願えた。

膨大な著述を遺し示してくださった。

代えがたくありがたく。

輪切りされた庫院CG。

雲水時代、覗いた事も無かった4階知庫寮倉庫。

禅と伽藍。

興味が尽きず。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。