碧巌録の則 掲示板2024年8月

おはようございます。

雨が欲しい雨が。

紫陽花の

雨乞いするか

枝葉垂れ

お盆明け、月半ばで掲示板も貼り替え。

熱時熱殺

寒時寒殺

禅問答の基本を学ぶ碧巌録の則から。

熱い時には、熱い熱いと言って引きこむのではなく、熱さの中に飛び出す。

すると、汗ダクダクでも熱さを厭わなくなる。

まさに熱さ寒さを超える妙法。

嫌なこと、面倒なことと思っても、正面からことにあたる。

すると嫌なこと面倒なことが、嫌でなく、面倒でなくなる。

仏に逢っては仏を殺せ。

祖師に逢っては祖師を殺せ。

禅語は時折、心の奥底に直截にグサッと入り込む表現を。

仏は尊いものだが、ただ尊いと言う固定化を超えろ。

すると自由闊達な生き生きとした仏が現れる。

でもこの夏、これだけでは熱いと熱さに殺られそう。

お盆棚経中の熱さの中、後ろで扇風機あり、団扇を煽ってくださる方あり。

勿体ない。

団扇を煽る方は仏様。

もう少しです。お大事に。

熱さなんてなんでもない。

汗かいて気持ちいい。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。