兼務寺のごねはんえ

兼務寺のごねはんえ。 

高齢化の中、和気藹々とこね回し、

おみみ出来上がり、 

寝釈迦さまに山のようにお供え。 

法会当日は、冷たい雨、

でも伝統行事の強み、 

恒例あさむつ太鼓のお子達の活気。 

歌やピアノ。

遺経読誦。 

 

大勢の方々の参詣。

熱気ありすぎ、

法話の時間なく、挨拶程度。 

法話なく残念との声も。 

翌日、あろうことか?

手先がかじかむ彼岸雪。 

思わぬ雪景色に溶け込む托鉢。 

更にもう一つの兼務寺のねはんのすすめ。 

一軒一軒、慰労いたわりの声しきり。 

涅槃会彼岸会と続くお詣り三昧。 

でも開花の準備着々と梅や桜。

のび盛る草ぐさ。 

さぁ春。

雪解け後の作務が待つ。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。