托鉢は自然が近くなります。
歩くスピードは人に優しい。
1〜2週間前に植えられた早苗は株が増え、逞しさが。
ナスもよく手入れされ花大きく。
ジャガイモも花咲かせ生き生き。
今日は兼務寺の托鉢日。
30数年前、本堂庫裡山門を残し全て灰燼に帰し、時の住職焼死。
焼け跡立って呆然と。
後を師匠に命ぜられ、ゼロから出発。
檀徒20数件。
本堂がなければ仏法はない。
2年後再建。本尊観音迎真。
数千軒の浄財喜捨。歩きに歩いて。 それでも仏具が足りない。
そうして始めた毎月の托鉢。
托鉢に育てられてきた。
托鉢は人との出会い。自然との出会い。
道が歩かせてくれる。
気がつけば野菜、花本堂皆同じ仏。