雨三月。
今月の掲示板。
新潟三条で大震災。
人口の少ない江戸時代でも、
相当の方が亡くなったり、
家が倒壊し被災されたと記録されています。
三条からそんなに遠くない良寛さんの住まう国上山、相当揺れたことでしょう。
良寛さんはこんな句を残しています。
うちつけに
死なば死なずて
ながらへて
かかる憂き目を
見るがわびしさ
良寛
勝手な意訳ですが。
地震で突然に死なんとしても
おかしくなかったのに 命長らえてしまった。
そして三条の悲惨な憂き目を
見聞きするのは
侘しい。
代わることができるなら代わってあげたい。
でもじっと見護るしかない切なさ。
人は寂しいものです。