施食会

7日盆10日盆と言われ、

市内各宗派のお寺で盆勤めの多い日。 

嫁いだ家のお寺にお参りし、

その足で実家のお寺にもお参り。 

田舎のバスは超墓参りの人で超満員。 

山道をバスは右に傾き左に傾き、 

乗っている人はあっちへよろよろこっちへよろよろ。 

でも何故か楽しみな墓参りの60年も前の思い出。 

百日紅の赤盛り、雨不足、草木も弱り葉も赤く。 

有縁の精霊も数知れない無縁の精霊も 三界万霊、

宇宙全体のありとあらゆる精霊への供養。 

それは施食会。 

壮大な盆行事。

あちらこちらの鐘の音が響き合う。

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諏訪 普現

昭和24年10月1日 小田原にて生まれる。6才から武生の庵寺で育つ。昭和53年28才福井市霊泉寺住職。翌年、鯖江市長禅寺兼務住職。昭和62年から平成元年にかけ、禅林寺、長禅寺同時期に本堂再建。平成2年より武生市金剛院、福井市禅林寺住職。同時に伝道掲示板書き始める。平成30年、禅林寺に慈恩立ち直り観世音石像建立。 現在、福井刑務所教誨師。